グロ＆カニバ注意。

カイマスカイで兄さんがもしゃもしゃしてます。
平気な方のみ、続きからどうぞー。

　突き刺して、削ぎ切る。滴るものを無視して、口に運ぶ。
　広がる鉄錆の味と匂い。

　――これで、ずっと一緒にいられますよね。

　笑みを浮かべてそう投げ掛けるが、答えはない。
　でも、「そうだね」と微かな微笑を含んだ声が鼓膜を震わせる。
　白いベッドの上で、独りにするのが怖いと泣いたマスター。
　冷たいガラスに張り付いて、独りになるのは嫌だと叫んだ僕。
　

　……だから、僕らはこうすることを選んだ。

　マスターの時間が止まったその日、彼を連れ出して、物になってしまった体に銀色の金属を突き立てた。
　彼の血を啜り、肉片を口に放り込む。
　体が拒絶して悲鳴を上げても、気にせず行動を続けた。
　僕の中に落ちるマスターの体。

　もう、誰にも邪魔されず一緒にいられる。
　穏やかに瞳を閉じるマスターの顔を覗きこむ。混じり始めたノイズのせいで、上手く見れない。
　頬を合わせるように屈みこむ。

「ますた、だいすきです」

　その呟きが終わると同時に、ぶつりと世界が終わる音が聞こえた。