adore倉庫
右側兄さんのSS置き場。がくカイが主。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
スーツネタ(中途半端でがくカイ)
たまには正装を☆と思い、友人との会話で植え付けられたネタ。
一度見れば覚えますが、わからないものは素直にわからないという。
……天然以外の要素はどうやったら教え込めますか……?←
一度見れば覚えますが、わからないものは素直にわからないという。
……天然以外の要素はどうやったら教え込めますか……?←
手渡されたネクタイをじっと見つめたまま動こうとはしなかった。
いつもは和装でも構わないといわれたのだが、次回はフォーマルな恰好で来てほしいと頼まれたといっていたマスターの言葉を思い出す。
普段、自宅でも洋装になることもあるが、ネクタイに触れるのが初めてらしい。
首に締めるものだとわかっているようで、かけるもののそこから手が動かない。
くるりと布が翻り、結び目が出来る。――が。
呆れたようにため息を一つつくと、難しい顔がカイトを見てきた。
「……なんですか?」
返って来る言葉が分かっていても、あえてそう訊いてしまうのはいつの間にかついてしまったクセみたいなものだ。
「結び方を」
ぽつりと呟かれた言葉に、わざとまた息を吐いて、神威に近寄った。
「貸して下さい」
無言で差し出されたネクタイを受け取って、神威の首に巻きつける。
教えると言っても、カイトもマスターが締めるのを見て覚えたクチだ。説明するより、手順を覚えてもらったほうが早い。
――――……。
ふとあることを思いついて、動きを止める。向かい合って見せるより、背後に回ったほうが見やすいし、覚えやすいのではないだろうか。
「神……んっ……」
そう提案しようと顔を上げた瞬間、なにかに唇を塞がれた。
軽く押し当てられた、よく知った感触。
「――――っ」
口付けられている、とわかったときにはすでに離されていて、いつものように笑う顔があった。
PR
Submit Comment
HN:
月森
性別:
非公開
(11/27)
(11/10)
(01/09)
(01/09)
(08/05)
(11/27)
(11/29)
(11/29)
(11/30)
(12/01)