adore倉庫
右側兄さんのSS置き場。がくカイが主。
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駄々っ子な感じで
絵チャで描かれた手繋ぎ殿と兄さんにときめいて、どうしようもなくなった結果w
相手の意識がないときは素直な兄さんが可愛すぎました。
相手の意識がないときは素直な兄さんが可愛すぎました。
手を繋いだまま、瞼を閉じる。
眠りに誘われたわけではない。ただ、この手を、ぬくもりから離したくなくて、だ。
夜が明ければ、主と共に遠くへ行ってしまう。その歌声を披露しに。
たかが、半月だといわれてしまえばそれまでだ。けれど……
体を重ねたまま動かずにいると、不意に頭に何かが触れた。
カイトの手だと知り、口元が緩みそうになる。
この状態が許されているのだと、なんとなくそう思う。
「……莫迦なんですから……」
胸につけた鼓膜に直接響く声。優しい声音。
「……俺だって……」
消え入りそうな言葉に思わず顔を上げてしまった。寝ていないことをわかっていたのか、笑っていない瞳とかち合う。
「もう、狸寝入りはお終いですか?」
どこか咎めるような口調に自然と俯いてしまう。……子供じみている、そうはわかってはいるけれど。
「……お前に触れられなくなるだろう?」
「はい?」
離してしまったら、しばらく。言葉に出すのもまた子供のようだと思って飲み込んだ。
くすり、と小さな笑いが頭の上で零される。
「二週間ぐらいじゃないですか。すぐに」
「お前に触れられなくなるのは、つらい」
堪えきれず吐き出した言葉に、握っている手にかすかに力込められて震えた。
そぅっと覗き見ると、目元がほのかに赤くなり始めている。
言いにくそうに動いた口元から「俺だって……」と呟かれ、体を持ち上げてカイトを見つめる。
桜色に染まる頬にこみ上げきた衝動のまま、口付けた。
(うちの天然殿と某Rさん宅のクーデレ兄さん。夫婦扱いd(ry)
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HN:
月森
性別:
非公開
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