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adore倉庫

右側兄さんのSS置き場。がくカイが主。
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いつもと違う感じのがくカイ(R-15)

絵チャで久々に奥様がいらっしゃったので、K1さんが描かれていた絵に感化されて書いたものです。
かるーく、R-15なので閲覧の際はお気をつけ下さい。







 部屋に入った瞬間後ろから抱き締められ、首筋を吸われた。
 咄嗟のことに反応できず怯んだところを衝かれ、そのまま相手のペースへと持っていかれてしまった。
 顎を辿っていた指はいつの間にか胸を辿り、腹部のさらに下へと行き着いている。
 やんわりとそこを撫でられて、小さな息が上がった。

「ちょ……いきなり、なんですか!?」

 扉一枚隔ててメイコたちがいるというのに、お構いなしにあちらこちらを撫でてくる。
 
「二週間ぶりにお前に触れるんだ」

 耳元で聞こえた低い声に、びくりと体が震えた。それは俺のせいじゃないだろう、と言いたくなったものの、どこか切羽詰った雰囲気に抵抗する気が失せてくる。
 マスターと共に仕事に出かけていた神威が帰ってきたのは今日。
 皆がマスターとはしゃいでる中、部屋に呼ばれて入った途端、これだ。

「だからって……こんなっ」

 寝室ならともかく、リビングのすぐそばに部屋ではいやだ。

「! ん……やめっ」

 吸われた痕に舌を這わされ、久しぶりの感覚が背筋を這い上がる。
 ――このままじゃ、声を押さえきれる自信がない。
 零れそうになる吐息を殺すように唇をかみ締め、体をまさぐる神威の手に必死で耐える。
 胸を探っていた指が離れ、不思議に思ったのもつかの間、ふいに唇を割ってなにかが入ってきた。

「唇に傷がつく……どうせなら、これでも噛んでおけ」
「ふぁ……?」

 柔らかいもので歯列をなぞられ、反射的に噛むとなにか硬くて柔らかいものが歯に当たった。
 正体を探ろうと舌で輪郭を辿り、それが神威の指だと気付いた。

「なっ……出来ませ……はずっ、ッア」

 熱が集まり始めた中心を親指で擦られ、言葉が続けられなくなる。

「向こうに聞こえるぞ?」

 いいのか、と言外に訊ねられ小さく首を振った。

「んん……っくぅ……」

 大きくなり始めた悦楽が迷わず、この声に従え、と告げてくる。
 そんな逡巡を知りもしない手に根元から先端まで擦り上げられ、無意識に口腔を掻き乱し始めた指へと歯を立てた。
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